2015年05月31日

企業はなぜ銀行の融資が必要なのか@

よく学生から受ける質問の中で、
「そもそも、なぜ企業は銀行からお金借りないといけないのか」と聞かれる事があります。

答えは簡単です。
「銀行からお金を借りないと資金が回らない仕組みになっているから」です。

一般的な製造業を想定してみてください。
ある商品を作ろうとする時、まず原材料を仕入れます。
(この時、支払債務(買掛金、支払手形)が発生します。)

次に原材料を加工して、商品にします。
そして、出来上がった商品を持って営業活動を行い、商品が売れるとします。
(この際、受取債権(売掛金、受取手形)が発生します。)

企業はこのプロセスを絶え間なく繰り返すことで成り立っています。
そして、資金が必要となる理由がここに凝縮されています

「受取債権+滞留在庫ー支払債務」の式で表すのですが、
これは運転資金必要額を求めるためのものです。

どこの上場企業の決算書を見てもいいですが、
一度この式を当てはめて下さい。

必ず0以上の数字になるはずです。
※ここがプラスになるのは、飲食業などの一部サービス業だけです。

この資金を自己資金で賄えればいいのですが、
世の中の大半の中小企業はそれが出来ません。

だからこそ資金が必要となるのであり、
多くの銀行が乱立し、不毛な金利競争を日々強いられている理由でもあるのですが。

長くなったので、
資金の種類については次回書くことにします。
posted by 現役銀行員 銀次 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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