2015年06月06日

【銀行への就職C】商工組合中央金庫

学生さんとお会いする中で、
今年も商工中金さんや一部の地銀が採用活動を始めているらしいと聞くことが増えてきました。

例年地銀や商中さんは少し早い時期から選考を始めていますからね。

今回は、商工組合中央金庫、通称商工中金の選考過程の紹介と強み、弱みをまとめました。

強み弱みについて、詳しくは同行のIRサイトへ。
<強み>
・中小企業専門の金融機関としては世界最大規模。
・政府系金融機関として、株式の50%を日本政府が保有。
 危機対応業務などの制度融資の取り扱いが可能。
・全都道府県に支店がある
・創業以来、名前が変わっていない。
 ちなみに、名前が変わっていない銀行は、日本銀行、農林中金、商工中金の3行のみ。

<弱み>
・収益の源泉となるべき国内預貸金利回りの低下
→国内金融機関はどこも同じ傾向
・貸出より預金量が少なく、債券を発行して資金調達をしている。
→調達金利が高く、金利競争力で劣る
・支店数が少なく、利便性に欠ける
・メインバンクにはなれない

<選考過程>
※選考過程が毎年変わっているので、
 今年が例年と同じように進むとは限らないことだけ注意して下さい!!

商工中金は昔ながらの学歴主義です。
そして、リクルーター制により大部分を採用し、一部オープン採用をしています。

商工中金の場合は、リクルーター採用をする大学の場合、
各大学で何名を採用するかという枠が設けられているという点です。

大学内での競争倍率は、大体20倍〜30倍程度。
ちなみに、各大学別の総合職(地域限定総合職含む)採用人数のうち、
旧帝+早慶上智関関同立で全体の6割程度を占めるようです。

1.リクルーター面接×2(6月中旬〜下旬)
大体、プレエントリーか何かしらの説明会、セミナーを受けていれば、電話があります。
非通知です。

1回目は、若手職員と、学生数人で。
質問をしっかり考えておけばいいでしょう。

受けた次の日に、ほとんどの人は2回目の案内が来ます。

2回目は、がっつりと面接です!
8年目〜10年目の中堅職員と学生2人です。

志望動機と自己PRを言わされ、それに対する質問をいくつかされます。

ここで、バッサリと人数を落とすようです。

2.筆記試験(7月中旬)
2回目の面接の後、しばらく放置されます。
忘れた頃に突然電話があり、テストセンターの案内をされます。

3.人事面接(7月下旬〜8月初旬)
同じ日に、30分の人事面接を2回行います。

これが実質的な最終面接となります。

1回目面接では、自己PRやESのことについて聞いてきます。
2回目面接では、学業関係、志望動機、仕事をするにあたっての注意点の説明をされます

これで通過している場合には、次の日に役員面接の案内があります。

4.役員面接(8月初旬)

役員1人と学生数人で面接です。

志望動機といくつか簡単な質問をされます。
基本的に、何か言えれば大丈夫です。

問題なければ、1人ずつ人事の人に呼ばれて、
その場で事実上の内々定を言い渡されます。

そして、後日リクルーターの担当となっている店舗から電話があります。

5.支店長(次長)面接(8月初旬〜中旬)

支店長か次長と学生1人で面接・・・というか面談です。
簡単な志望動機を言って、簡単な同意事項を確認。

問題が無ければ、その場で内々定を言い渡され、
内々定者懇親会の案内があります。

大体5分で終わります。

これが商工中金の選考過程です。

一番大事なことは、
第一志望であると強く印象付けること。

そして、
営業として、日本の中小企業を支えたいとしっかり伝えることだと思います。
posted by 現役銀行員 銀次 at 23:05| Comment(0) | 銀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【小ネタ】銀行員は潰しがきかない職業

今年も採用活動の一環で就活生と会う機会が増えています。

たまに銀行員の転職活動が話題になることがあります。
その会話の中で、とりあえず銀行員になれば転職もし易いと考えている学生が多いことにビックリさせられます。

はっきり言って、一部のセクションで働く行員を除けば除けば銀行員の転職活動は不利です。

そもそも、銀行の総合職は泥臭い営業しか出来ません。
ビジネスマンの基本であるWord、Excel、PowerPointなどを使う機会はほとんどありません。

なので、転職活動をしたとしても、まず経理などの事務職は無理。
また営業の仕事しか選ぶことが出来ません。

コンサルタント会社という選択肢もありますが、
先程も書いたように泥臭い営業活動しかしていなければ、頭を使った提案営業を行う機会もありませんから、
コンサルタントとして使い物になりません。

もし、銀行員がコンサルタントへの転職を目指すなら、
社会人3年目までに行うべきです。
そこまでであれば、新卒でコンサルタント会社に就職した人に何とか追いつけるかも知れません。

潰しが効くから銀行に就職する、という安易な考えの学生はかなりの割合で存在します。
しかし、実際には転職活動は難しいですし、給料も殆どの場合下がってしまいます。

そのような事実も十分考慮して、就職先は慎重に選んでほしいと思います。
posted by 現役銀行員 銀次 at 21:23| Comment(0) | 銀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月31日

企業はなぜ銀行の融資が必要なのかA

前回の記事では、
企業は必ず構造的に運転資金が必要となると書きました。

今回はもう少しだけ詳しく書いてみました。
銀行が企業に対して融資する資金は大きく分けると3種類に分かれます。

@設備・買収資金
これはわかりやすいです。
企業が大規模な設備投資を行う際に、自己資金では賄いきれないので、銀行から融資を受けるときの資金です。
上場企業であっても、まとまった資金が必要な時には銀行の融資に頼ることになります。
長期間での借入が可能となる一方、資金の使途が限定されるので使い勝手はそこまでよくありません。

A赤字補填資金
読んで字の如く、企業の赤字を補填する名目の資金です。
最近ではシャープもこの手の融資を受けていますね。
赤字の会社は今後の業況にも不安があるため、基本的には消極姿勢です。
銀行の融資審査は厳しいですし、当然金利は高くなります。

B経常運転資金
世の中の大半の企業、特に中小企業はこの資金が無ければすぐに資金繰が厳しくなります。
運転資金は基本的に資金使途を定めません。
期間も3年〜5年が標準的で、金利もそこまで高くはないので、
大企業を除けば世の中の99%の企業はこの資金を利用しているのではないでしょうか。

実際にはもっと細かく分ける必要がありますが、
一般的にはここまで知っていれば十分です。

このような資金を銀行は融資することで、銀行収益の大半を占める金利収入を得ています。
しかし、新聞にも書かれていますが、銀行同士の金利競争が一層激しさを増しており、
金利収入は減少傾向。

金利収入を確実に得ながら、
その他の手数料収入も効率よく稼いでいる企業が今後も生き残っていく銀行になるのだと思います。
posted by 現役銀行員 銀次 at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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